カネトクでは、日曜日に限り、夕方の休憩時間に、スタッフにおやつが配られます。藤が丘店のおやつは、カネトクで売っている旬の果物中心に構成されています。スタッフブログでは、カネトクの雰囲気を知っていただくため、毎週おやつの紹介をしていきたいと思います。
11月24日(日)のおやつ
千雪りんご(青森産)
珍しい品種のりんごの入荷がありましたので、おやつにしてみました。果肉は柔らかめで、酸味が少なく食べやすいりんごでした。1人1/8カットです。
三ケ日早生みかん(静岡産)
小粒ですが、三ケ日早生みかんのお値打ち品の入荷がありましたので、おやつにしてみました。小粒でも酸味と甘みのバランスが良く味も濃くて美味しかったです。1人2個です。
王秋梨(鳥取産)
久々に王秋梨の入荷がありましたので、おやつにしてみました。この時期の梨にしては、甘味も果汁もしっかりとあって美味しかったです。1人1/8カットです。
紅ほっぺ(静岡産)
小粒の紅ほっぺのお値打ち品の入荷がありましたのでおやつにしてみました。最近急激に寒くなったせいか、酸味の強いいちごが少なからずありました。1人5粒です。
次郎柿(愛知産)
大玉の次郎柿の入荷がありましたので、おやつにしてみました。食感は程よく固めで、果汁も甘みも十分にあって美味しかったです。1人1/8カットです。
一人当たり予算200円の中、おやつを考えて出しています。
11月も残り1週間となり、例年、この時期は愛知産の野菜が溢れて、野菜が安くなる時期なのですが、今年は異常に高いです。いつも、9月10月に野菜が高くなっても、ブラックフライデーの時期には安くなるのですが、今年は全く値段が下がりません。
キャベツ1個700円売り、大根1本600円売り、きゅうり1本127円売り、トマト1個461円売り、ミニトマト1P461円売りと、今まで11月に経験したことのない高さです。猛暑と台風10号(名古屋から岡崎以外はかなりの被害がありました)のせいで、農作物ができても、病気や虫食いが多く、なかなか商品にならないとのこと。
他店の広告を見ても、野菜や果物が少ないです。最近は、キャベツも1玉でなく、1/2カットで広告に載っていますし、サンふじも2個で780円で特価になる等、今までの常識では考えられないほどの高さです。まだ、八百屋さんは仕入値に応じて柔軟に値段を変更出来るので何とかなるのですが、売価を変えにくい外食産業は相当にキツイと思います。
農家の数は、2000年に比べると2020年は56%も減少しているそうですが、これだけ値段が上がっても農業をやろうとしないのは、やはり、異常気象で作っても、畑でほぼやられてしまう状況が続いているからだと思われます。先週のブログでも書きましたが、異常気象対策は、103万円の壁よりも急務の課題だと思います。
八百屋さんとしても、これだけ高くなると売れ数が減るので、見切品が出ないようにしないと利益もでなくなります。見切品一つあたりの与えるダメージが本当に大きいです。カネトクも冷ケースを増やして、陳列上、見切が出にくくなるような投資をしていますが、農作物の値上がりペースの方がかなり早く、さらなる対策を講じないとヤバいのではないかと最近思うようになりました。
とはいっても、冷ケースを増やすのにも限界があります。気候に左右されず、農作物を安定供給するにはどうしたらよいのか、真剣に考えないといけない世の中になったなと思う、今日この頃です。
記事作成 内藤良太郎