カネトクでは、日曜日に限り、夕方の休憩時間に、スタッフにおやつが配られます。藤が丘店のおやつは、カネトクで売っている旬の果物中心に構成されています。スタッフブログでは、カネトクの雰囲気を知っていただくため、毎週おやつの紹介をしていきたいと思います。
6月8日(日)のおやつ
ほしうらら(愛知産)
ほしうららのお値打ち品の入荷がありましたので、おやつにしてみました。小粒でもしっかりとした甘みがあって美味しかったです。1人3粒です。
ふじ(青森産)
大玉のふじの入荷がありましたので、おやつにしてみました。6月になっても、甘みも果汁もしっかりとあって美味しかったです。1人1/8カットです。
ブラックシードレス(オーストラリア産)
黒の輸入ブドウの入荷がありましたので、おやつにしてみました。酸味がほとんどなく甘みが十分にあって美味しかったです。1人6粒です。
ゆで落花生(千葉産)
このゆで落花生は、まだおやつにしたことがなかったので、今回、おやつにしてみました。塩加減が非常によく、クセになりそうな美味しさでした。1人5粒です。
匠トマト(愛知産)
傷ありですが、匠トマトのお値打ち品の入荷がありましたので、おやつにしてみました。甘みとトマトの香りが強く、美味しかったです。1人1/4カットです。
一人当たり予算200円の中、おやつを考えて出しています。
6月5日に、厚生労働省から令和6年の人口動態統計が発表されました。令和6年の出生数が68万6061人と70万人を割り込みました。政府が、出生数が68万人台になるのは2039年と予測していたので、政府の予測よりも15年ほど速いペースで、出生数が減り続けています。
また、令和6年の死亡数は、160万5298人と過去最多を記録し、1年で90万人以上、日本の人口が減ったことになります。令和6年10月時点の人口で見ると、香川県の人口が92万人ぐらいなので、香川県が1個無くなったぐらいの人口減が、1年で起こったことになります(ちなみに、香川県よりも人口の少ない県は9県あります)。
しかも、この大規模な人口減は毎年続き、2050年代前半に、日本の人口は1億人を下回ると言われています。
この人口減の影響が、八百屋の業界でも、かなり出てきていると思われます。
最近、出荷量はそれほど多くなく、市場のセリもすぐ終わることが多いのですが、これだけ出荷量が少なくても、野菜の値段が上がっていかないことが多いです。少子高齢化により、食べる量の減少が、農家の減少よりも大きいため、ちょっと収穫量が多くなると野菜がすぐに暴落する傾向にあると、以前のブログで書きましたが、いろんな八百屋さんを観察すると、最近の傾向は、少し違っていると感じます。
それは、野菜が余っていても、安く売る店が減ったということです。レタス類はとくにそうなのですが、カネトクで2個100円で売っているときでも、ロピアさんやアオキスーパーさんは、1個100円以上で販売しており、全然安く感じませんでした。
個人的には、恐らく、八百屋さんが経費削減のために人を減らしているか、募集しても人が集まらないのを理由に、きれいで手間のかからない野菜ばかりを追求し、どんなに安くても、手間のかかるリスクのありそうな野菜を避ける八百屋さんが増えたため、このような現象が起きてしまっていると思われます。カネトクは、加工部隊が充実しているため、多少手間がかかっても、安さを追求した商売が普通にできるので、前年比110%以上を達成しし続けている店舗が複数あります。
人口減で、カネトクのようなやり方ができない八百屋さんが増えたため、野菜が安いときは、カネトクにとことん安いものが集まります。大変ですが、これをやり抜くことが、カネトクが今後も発展していくにあたって不可欠なことなので、今のスタイルを極力維持していこうと思う、今日この頃です。
記事作成 内藤良太郎